子ども連歌
月に1回(毎月第2土曜日17時30分から)
ー初折表ー
一 坂道でそよ風あびる卯月かな 和奏
二 あつさ近づくうたよむやかた 花矢
三 雲の絵を運動場でかきたいな まほ
四 いっしょにかえる友だちがいる ゆき
五 しゅくだいを早くすませてテレビ見る花矢
六 一人でいると虫の音しゃあしい まほ
七 おつきさま空の真中で光ってる 夕希
八 夜長に琴のつめを取り出す 花矢
ー初折裏ー
一
二 読んでみたいなむかしばなしを 夕希
三 教室で休み時間に話し合う 未歩
四 凍れる水面数多の人 花矢
五 葉の上に霜置く朝友を訪ふ 和奏
六 うさぎが一羽野原でねてる まほ
七 そよ風がやさしく吹いて気持ちよい 夕希
八 家路を照す月は涼しき 花矢
九 梅雨明けて乾きし道に車過ぎ 和奏
十 せみの声聞き山際を行く 美結
十一 くちかけの赤い鳥居をくぐりけり ほは
十二
十三 健やかに大きく育ち花 花奏
十四 多き野原に風車舞う 和奏
ー名残折表ー
一 たそがれに畑うつ人の背のまろき 花矢
二 そふはひたのらのうぎょうはげむ 真歩
三 コンビニでばんのおかずをえらびをり夕希
四 もとほり眺む冬凪の空 和奏
五 ふくろの大くすの木にとまりをり 花矢
六 森は深くてしおいでこわい 夕希
七 うたうたう水玉もようの女の子 真歩
八 クラリネットの音の美しき 美結
九 文化祭椅に並んで耳すます 和奏
十 みんなでおどりつかれてねむい まほ
十一 こころこめたんじょういわうともだちに ゆき
十二 年重ねても気持ち変わらじの 花矢
十三 雲掠め三日月出ずる西の空 和奏
十四 くさひろふかくすむひとの声 夕希
ー名残折裏ー
一 坂道でどんぐりひらうこげちゃいろ まほ
二 朝の学舎子らのあふるる 花矢
三 算数は九の段が好きノート書く 夕希
四 風に乗りくるやさしき調べ 賤
五 こと爪の小さくなった輪を回える 花矢
六 にわくさの芽がどんどんのびる 夕希
七 茶菓もちて花の盛りに目見えにし 賤
八 川おだやかに蕋の散るころ 花矢