まわり こどもの本の専門店
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学研 瓢鰻亭教室

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学研 瓢鰻亭教室


学研教室への思い
今から四十数年前、長女、次女が小学校小学生だった時のことです。娘が通う小学校のPTAの会長や、役員の方、近くに住まわれている小、中、高の先生方や地域の住民と高校入学制度の変更、特に通学区の拡大化の問題についての話し合いがあるとのことで、誘われるままに参加しました。
当時福岡県の高校へ通学区はいくつかに分けられていて、私たちの住む地域は山間部から海岸地区までと広く、都市部からは離れていますが私立高校こそありませんが二つの普通高校と二つの実業高校があります。特殊な進路を除いて概ねの中学生は地域の公立高校へ進学していました
ところがその枠組みが大きく拡大されるというのです。ある県では全県一校区になるとの話でした。そうすると限られた高校への進学希望者が他地域から集中し地域の子どもたちは目の前の学校を通り過ぎ、時には心ならずも三校を尻目に私立への電車通学を余儀なくされることになる。そうなると、今でさえ荒れている中学生をこのままにしていていいのか等との話し合いが続きました。
 
地域塾「寺子屋」のはじまり
政府レベルで決められたことはもはや覆ることはない。ならばどうするか。いろいろ話し合った結果、子ども達の学力の底上げという自浄努力の手伝いをしようということになったのです。そこで地域塾を始めることになりました。
先生は?心配要りません。大人は皆先生です。だって先に生まれているんですものとのこと。主婦も大工さんも保険所長さんも皆昔取った杵柄、現職教師も加わりその名も「寺子屋」が始まりました。名称は子ども達の発案で、親たちは古臭くて恥ずかしいなどと言っていましたが、いまやその名はブームでもあります。
「寺子屋」に関わること二〇数年。その間には子どもの本専門店「ひまわり書店」を1975年に開店しました。そして1996年に豊津の地に移転し「瓢鰻亭ひまわり・こども」となって今に到っております。かつて寺子屋子で共に勉強をした子どもは父母、祖父母の年代となってその子どもさんやお孫さんが学校帰りに「瓢鰻亭」に寄って宿題を拡げたりするようなこともしばしば。
そして「学研教室」に出会いました
        日本の子どもの将来のために
教室開設にあたってー昭和55年(1980年)4
学習研究社設者(故)古岡秀人 
子どもひとりひとりの能力にあわせて、公教育を側面からお手伝いしたい、という念願に燃え立った次第です」との言葉に導かれるように「寺子屋」の理念と古岡先生の仰るところのー読み・書き・そろばんの原点に立ち返ったー学習塾のありように賛同し「学研瓢鰻亭教室」を開設しました。
 「寺子屋」を閉じて以来、特にここ数年の教育環境の変化は大きいものがあります。特に2020年度に行われる教育改革は「思考力、判断力、表現力等」を基礎としてはぐくむことが目標とされています。従来の知識教育一辺倒ではなく「考える力」をはぐくむ教育を行っていくということです。
 10年ほど前から瓢鰻亭では「子ども連歌の会」を開いております。連歌は簡単に言いますと和歌の上の句(五七五)に下の句(七七)を付けて歌仙(三十六句)や世吉(四十四句)や百韻(百句)などの一巻を蒔いて完成させるのです。
 連歌を詠むには前句をしっかりと読み取らねばなりません。そして考え、判断を施し、表現へと発展していきます。つまり新学習指導要領の基礎とする「思考力、判断力、表現力等」を体現化できる場でもあります。
 自然環境もさることながら、子どもの本の専門店「ひまわり・こども」という場での学習環境をも活かした「学研瓢鰻亭教室」です。

 
 
 
 
 

窓の向こうには緑が見えます。

板張りの床に座ってじっくり読めます。

そして大好きな、宝物になる本を見つけるのです。

親子でゆっくり。一緒に読めば、楽しさ倍増。

このお母さんは、ひまわりが行橋にあったご自身が子供のころから通ってきてくれていました。今は、娘さんと一緒。

少年とお父さん